パーソナルトレーニングジムでは、トレーナーが自分に合ったトレーニングメニューを組み立て、マンツーマンでサポートが受けられます。
そんなパーソナルジムに通うけれど、「どんなウェアが良い?」「この服装で大丈夫かな?」と不安に感じる方も多いです。
パーソナルトレーニングに最適な服装があり、基本的にどのジムに通うとなっても、必要なものは変わりません。ジムに適したウェアの選び方を知っておくと、ウェアで失敗したということもないでしょう。
今回はパーソナルジムに通うのに、どんなウェアがおすすめなのか、何が最低限必要なのか、ジムでウェアがレンタルできるのか、NGな服装について解説していきます。参考にしてみて下さい。
パーソナルジムのウェアは何がおすすめ?
パーソナルトレーニングジムのウェアは何がおすすめなのは以下の条件を満たすものです。それぞれ解説していきます。
- 動きやすいウェアであれば何でもOK
- 吸水性・速乾性があるウェア
- 着心地の良いウェア
- モチベーションが上がるデザインのウェア
動きやすいウェアであれば何でもOK
パーソナルジムでの服装は、動きやすいものであれば基本的に問題ありません。多くのジムでは「動きやすい服装で着てください」程度の指示があるだけでしょう。
トレーニングは、普段なかなかしない身体の動きを行います。そのため、締め付けが強いと、正しいフォームを維持するのが難しかったり、ウェアが破けてしまう恐れもあるため、動きやすいサイズのウェアを選びましょう。
ウェアのサイズは、動かしやすさの感じ方は人それぞれです。タイトな方が動かしやすいと感じる方はタイトなものを、ある程度ゆとりがある方が動きやすいと感じる方はゆったりめのものを選ぶと良いです。
吸水性・速乾性があるウェア
動きやすさ以外にも、吸水性や速乾性、通気性などウェアの機能面をチェックしていきます。機能に優れたウェアを選ぶと、汗をかいてもより快適にトレーニングを進められます。
パーソナルトレーニングは1回あたり30∼60分です。マシンを使った無酸素トレーニングが主流で、部屋は空調が効いていますが、汗をかきます。速乾性がない生地は、汗が乾かずベタベタとして深いです。トレーニングに支障が出るため、速乾性や吸水性があり、汗をかいてもすぐに乾く素材のウェアを選ぶと、汗によるべた付きが緩和されます。また、冷えによる風邪予防も可能です。
着心地の良いウェア
トレーニング中はいろいろな動きをするため、どんな動きにも対応できる伸縮性のある素材かどうかもポイントです。ストレッチ素材を使用し、身体にフィットするものを選びましょう。
またウェアの素材が綿のものは着心地が良く肌に優しいです。リーズナブルのものもあり、運動でウェアの生地が傷んでも買い増ししやすいです。
モチベーションが上がるデザインのウェア
普段気合いを入れたい日、楽しみにしている日に「勝負服」を切る感覚と同じで、お気に入りのウェアがある方が、やる気スイッチや意欲を高められるという人は、マイウェアの購入がおすすめです。
見た目にこだわって動きやすさや機能性を二の次にするのは推奨しませんが、「これを着たら頑張れる」と思えるデザインのウェアを身に付けると、トレーニングへのモチベーションも上がります。
憧れの有名人やインフルエンサーなどが使用しているウェアを選ぶのも1つの方法です。
パーソナルジムで最低限必要なウェア
パーソナルトレーニングジムに通う上で、最低限必要なウェアは下記5つです。
- トップス
- アンダーウェア
- ボトムス
- 靴下
- シューズ
トップス
男女問わず、タンクトップやTシャツを着ている方の割合が多いです。
「寒いのでは?」と思うかもしれませんが、ジム内は運動しやすい室温に保たれているため、長そでを着ている方は少ないです。しかし、身体が冷えてしまうか心配な方は、脱ぎ着しやすいパーカーやジャージなどを1枚持っておくと良いでしょう。
たくさんのブランドから、機能性にも優れたトップスが発売されているため、好みの一着を見つけてみて下さい。
アンダーウェア
アンダーウェアは、下着やインナーウェアのことを言います。
女性のアンダーウェアには、バストを抑えられるスポーツブラがおすすめです。さらにボトムスがスパッツのみが良いという女性は、下着ラインが見えないシームレスショーツを利用してみてください。
どちらもたくさんのメーカーが販売しているため、手軽に購入できます。
ボトムス
ボトムスは、ハーフパンツやショートパンツ、スパッツなどが主流です。トップスとボトムスを同じブランドで合わせると、統一感が出ておしゃれに見えます。センスに自信がない方は、トップスとボトムスがセットになっているものを購入してみてください。
男性はハーフパンツ、女性であればスパッツの上にショートパンツを履いている方が多いです。ボトムスを選ぶ際は、動きにくいゆるめのスウェットは避けるようにしましょう。スウェットを履きたい場合は、ボディラインが分かるタイトなスウェットを選ぶと良いでしょう。
靴下
トレーニングで使用する靴下は、給水や防臭効果が期待できるスポーツ用ソックスがおすすめです。滑り止めがついていたり、5本指になっていたり、アーチサポート機能がついているものなど沢山の種類が販売されています。足のサイズに合ったものを選びましょう。
沢山のスポーツ用ソックスが販売されていますが、こだわるなら足の裏に滑り止めがついているものを選びましょう。足に力を入れやすく、より効果的なトレーニングができます。
足の裏に汗をかきやすい人や、足の臭いが気になる方は、吸汗速乾性に優れたものを選ぶと、においの元となる汗を吸収し、蒸れを防いでくれます。
シューズ
パーソナルトレーニングを行う際は、ランニングシューズやトレーニングシューズがおすすめです。
シューズは自分に合っているサイズ、好みの色やデザインを選んで問題ありません。しかし、厚底やスリッパなど運動がしにくいものは、トレーニング中の怪我や事故に繋がるため避けましょう。また、ウェイトを持つ時に滑ると危ないため、靴底がツルツルしているものも控えてください。
トレーニング初心者の方は、軽量かつ動きやすいランニングシューズがおすすめです。
ウェアのレンタルをやっているジムも!
パーソナルトレーニングジムの中にはウェアのレンタルを行っているジムもあります。ジムの受付でウェアをレンタルし、トレーニング終了後にそのまま返却するだけなので、手ぶらで通いたい方にはとても便利です。
このレンタルできるものはジムによってレンタルできるものやその種類が違うため、入会する前に事前に確認しておきましょう。
ウェアとタオルの貸し出しがメイン
パーソナルトレーニングジムでは、ウェアとタオルの貸し出しがメインのジムがほとんどです。ウェアやTシャツとパンツ、タオルはスポーツタオルサイズのところが多いです。ウェアのサイズは、S∼Lくらいの大雑把な分け方です。
ウェアをレンタルしようと考えている方は、事前にサイズを確認するのを忘れないようにしましょう。
パーソナルジムによってレンタルの種類は違う
レンタルできるウェアは基本的に1種類というジムがほとんどです。「Tシャツとハーフパンツは抵抗あるから、別のものが良い」などの希望は通らないため、希望がある場合は自分で用意しましょう。
また、男女兼用のウェアという場合もあるため、男女兼用ということに抵抗がある方は事前の確認を忘れないようにしてください。
下着類のレンタルは基本やっていないので注意!
パーソナルトレーニングジムによって、レンタルできるのはTシャツのみという場合もあり、下着類のレンタルはないので、気を付けましょう。
「手ぶらで通える」と言われますが、汗をかいた後の着替えは必要です。行き帰りを快適に過ごすために、下着の換えは忘れずに持っていきましょう。
レンタルウェアはデザイン性がないウェアが多い
パーソナルトレーニングジムでレンタルできるウェアは、デザイン性のないものが多いです。そのため、おしゃれを楽しみながら、トレーニングを行いたい方は自身で選んでマイウェアを用意しましょう。
マイウェアは「今日この組み合わせにしよう」など楽しめるだけでなく、トレーニングのモチベーションアップにも繋がります。
パーソナルジムにNGな服装
パーソナルジムのウェアに最適な条件や、ジムでウェアのレンタルができることについて紹介してきましたが、パーソナルジムにNGな服装について解説していきます。
パーソナルジムにNGな服装は以下3つです。
- ジーパンやスーツなど動きにくい服装
- 速乾性がないウェア
- ダボっとしているウェア
ジーパンやスーツなど動きにくい服装
パーソナルジムは、身体を動かす場所です。そのため、運動に向いていないジーパンやスーツなどの動きにくい服装は向いていません。さらに、通気性や伸縮性も悪いため、関節を曲げにくいです。
運動に最適でない服装で無理に運動してしまうと、怪我にも繋がり、トレーニングの効率を下げてしまう可能性もあります。正しいフォームで運動しなければ、効果も出ないため、身体を動かしやすい服装にしましょう。
そして、ジーパンなどは、座って利用する際、器具への色移りという観点から禁止されているジムもあります。服装に関する規定がある場合は、事前に目を通しておきましょう。
速乾性がないウェア
パーソナルジムでの運動は負荷がかかるものが多く、汗をかきます。汗を吸わない生地は、肌に密着してべたつき、動きにくさを引き起こします。そして、速乾性のある生地はいつでもさらっとした着心地を実現し、気持ちよくトレーニングできます。
また、綿100%の場合は汗の吸収性は良いけれど乾きにくい、ポリエステル100%の場合は乾きやすいけれど表面に雑菌が繁殖しやすいという特徴があります。このように、綿やポリエステル100%のウェアは汗をかくと臭いやすくなるため、注意が必要です。
ダボっとしているウェア
ダボっとしているウェアは重量があります。重量があるウェアは生地が厚く、汗を吸うとさらに重たくなる可能性が高く、運動の妨げに繋がります。
ジム内では厚手のパーカーやトレーナー、ゆるめのパンツ、重たいファスナーや過度に装飾されたウェアなどは控え、軽くて着心地の良いTシャツを選びましょう。
マイウェアでモチベーションを上げよう!
この記事では、パーソナルジムに最適なウェアや、最低限必要なもの、NGな服装などを紹介しました。ジムによってはタオルやウェアのレンタルができるところもあります。
ウェアには種類がたくさんあります。手軽に着られるTシャツタイプやアウトドアにも切れるポロシャツタイプなどがあり、素材によっても着心地が変わります。ジムの服装を選ぶ際にデザイン性のあるウェアもモチベーションを維持するためには重要ですが、1番大切なのは「動きやすさ」「機能性」です。
そのため、ウェアを選ぶ際は、気分が上がるようなデザイン性に1番フォーカスするのではなく、「動きやすさ」「機能性」も重要視しながら選ぶと、「動きにくかった」「汗がべたつく」などを防げます。
デザインで決めた場合は、一度試着し動きや着用感に不快感がないか確認してみてください。