「パーソナルジムで触られるのって、普通?」
そう疑問に思ったことがある方は少なくありません。実際、約3割の女性が「トレーナーからのボディタッチに不快感を覚えたことがある」と回答しています。
この記事では、パーソナルトレーナーによるボディタッチの目的や必要性、対処法に加えて、実際の体験談も交えながらわかりやすく解説していきます。不安を感じたことがある方や、安心して通えるジムを探している方は、ぜひ参考にしてください。
ボディタッチが行われる理由とは?

パーソナルトレーニング中のボディタッチに、「セクハラでは?」と不安を感じる方も少なくありません。
ですが実際には、正しいフォームを伝えたり、安全にサポートするために行われることが多く、すべてが不適切な行為ではありません。
ボディタッチが行われる2つの主な理由について、詳しく解説していきます。
フォームの修正や補助
ボディタッチが行われる重要な目的が、「フォームの修正や補助」です。
自分では正しく動いているつもりでも、無意識に姿勢が崩れてしまうことはよくあります。
特に初心者の方や運動経験が少ない方は、「肩を下げて」と言われても感覚的に理解できず、どのように動かせばよいのかがわからないことも少なくありません。
そういった場合に、骨盤や肩、背中などに軽く手を添えて誘導することで、正しい動作を感覚的に理解できるようになります。
安全にトレーニングを行うためのサポート
ボディタッチが行われるもうひとつの重要な目的が、「安全性の確保」です。
パーソナルトレーナーは、トレーニング中にバランスを崩したときや、重い器具を扱う場面で、転倒やケガを防ぐために咄嗟に身体を支えることがあります。
安全なトレーニング環境を提供するためには、トレーナー側が正しいタイミングで支えたり、補助したりすることが欠かせません。
「これって普通?」不快なボディタッチの特徴

パーソナルトレーナーのボディタッチが嫌だと感じやすいポイントとして挙げられるのは以下4つです。
- 説明なく突然触れられる
- 腰・お尻などセンシティブな部位への接触
- 頻度・時間が長い/距離が近すぎる
- 異性トレーナーとの相性が合わないと感じるとき
説明なく突然触られる
トレーニング中に何の説明もなく体に触れられると、それがどんな目的だったとしても、不安や戸惑いを感じてしまいます。
たとえ指導の一環であっても、事前に一言あるだけで受け取り方はまったく変わります。
何も説明がないまま触れられると、「触ること」が目的のように感じられてしまい、警戒心が高まる原因になります。
本来であれば、トレーナー側が「フォームを直すので、ここに軽く触れますね」と一言伝えるのが理想ですが、それがない場合は、「すみません、触れる前に一言いただけると助かります」とやんわり伝えてみるのもひとつの方法です。
腰・お尻などセンシティブな部位への接触
背中や腕に軽く触れられるのとは違い、腰やお尻、胸といったデリケートな部分に触れられると、不快感や警戒心が一気に高まります。
特に、信頼関係がまだできていない段階でのセンシティブな接触は、強いストレスになります。
「仕方ないこと」と無理に納得せず、少しでも違和感がある場合は、それを大切にしていいのです。
頻度・時間が長い/距離が近すぎる
1回1回のタッチは軽くても、何度も繰り返されると「ちょっと多すぎない?」と感じることがあります。
また、必要以上に距離が近かったり、トレーナーの体がいつも自分のすぐそばにあると、心からリラックスしてトレーニングに集中するのが難しくなります。
トレーニングは本来、自分の体と向き合う時間なのに、「距離感が気になって集中できない」と感じてしまうのは本末転倒です。
トレーナーとの相性が合わないと感じるとき
パーソナルトレーナーとの信頼関係が築けていないと、ボディタッチを不快に感じやすくなります。
トレーナーとの信頼関係が築けていない場合、ボディタッチが指導の一環であるかどうかの判断が難しくなります。その結果、過度の不安やストレスを感じる可能性があり、トレーニングの効果も損なわれがちです。
不快なボディタッチの実例と対処法

違和感を覚えたときにどう行動するかは、人によってさまざまです。
ここでは、実際にボディタッチに不快感を覚えた方が、どんなふうに感じ、どのように対処したのかを紹介します。
ご自身の状況と重なる部分があれば、ぜひ参考にしてみてください。
受付に相談して女性トレーナーに変更
Aさん(30代・会社員)は、運動不足の解消と体型の引き締めを目的に、仕事帰りに通えるパーソナルジムに入会しました。
最初は男性トレーナーとトレーニングを始めたものの、腰やお尻まわりに触れられることが増え、次第に違和感を抱くようになったそうです。
でも、あるときから腰やお尻まわりに触れられることが増えて、“これって普通なのかな?”と気になるようになって…。
直接言いづらかったので、受付の方に相談したところ、すぐに女性トレーナーに変更してくれました。
今は安心してトレーニングを続けられています。」
女性専用ジムで気持ちがラクに
Bさん(20代・大学院生)は、「自分に合った運動習慣を身につけたい」と思い、パーソナルジムに通い始めました。
しかし、トレーナーとの距離感に少しずつ違和感を覚えるようになり、誰にも相談できずに悩んでいたそうです。
トレーニング中に触れられる場面があって、それが毎回ちょっと気になってきて…。
言い出せずに我慢していたら、だんだん通うのがつらくなってしまって。
思い切って退会して、女性専用ジムに通い直したら、本当に気持ちがラクになりました。
今は安心して、自分のペースでトレーニングを続けられています。」
不快に感じたときの伝え方・相談方法

「ちょっとイヤだったな…」と思っても、すぐに言葉にするのは難しいもの。
ここでは、無理のない範囲でできる伝え方や相談方法をご紹介します。
その場でのやんわりとした伝え方
たとえば、トレーニング中に触れられたときに、
「あ、すみません。ちょっと触られるのが苦手で…言葉だけで教えてもらえると嬉しいです」
といった一言を添えるだけで、相手に意図を伝えることができます。
ポイントは、“お願いベース”でやんわり伝えること。
多くのトレーナーは、こちらの気持ちに気づいていないだけなので、伝えることでそれ以降しっかり配慮してくれるケースがほとんどです。
トレーナー以外のスタッフに相談する
パーソナルトレーナーのボディタッチに不快感を覚えても、直接伝えるのが難しいと感じる方は多いものです。
そんなときは、パーソナルジムの受付や他のスタッフに相談するのもひとつの方法です。
ジムによっては、こうした相談にしっかり対応できる体制が整っていることも多く、ボディタッチに関する悩みも安心して共有できます。
スタッフに伝えることでトレーナー本人には直接言わずに済むため、気まずさを避けたい方にもおすすめの方法です。
トレーナー変更や他ジムへの移行も選択肢に
何度か伝えても改善されなかったり、「そもそも相性が合わないかも…」と感じた場合、トレーナーを変更したり、別のパーソナルジムに移ることもひとつの方法です。
ボディタッチへの不安が続いたまま通い続けても、心からトレーニングを楽しむことはできません。
パーソナルジムは、あなたが安心して前向きに取り組める場所であるべきです。
環境を変えることは“リセット”ではなく、“自分を大切にするための選択”です。
安心して通えるジムを選ぶには

ボディタッチが気になる方にとっては、パーソナルジム選びがとても重要です。安心して通えるかどうかは、トレーナーやジムの方針によって大きく変わります。
以下の3つのポイントを参考に、自分に合ったジムを見つけてみてください
- 女性専用ジムや同性トレーナーの活用
- 接触のポリシーが明確なジムを選ぶ
- 体験トレーニングで見極めるチェックポイント
女性専用ジムや同性トレーナーの活用
ボディタッチに不安がある方にとって、同性のパーソナルトレーナーを選べるかどうかは、ジム選びの大きなポイントになります。
特に女性は、体型やホルモンバランスの変化など、デリケートな悩みを抱えることも多いため、同性だからこそ話しやすいと感じる場面は多いはずです。
なかでも、女性専用ジムは「女性のためのダイエットやボディメイク」に特化しているところが多く、トレーニング内容や空間づくりも女性視点で設計されているのが魅力です。
スタッフや利用者も全員女性というケースが多く、精神的にもリラックスして通える環境が整っています。
接触のポリシーが明確なジムを選ぶ
パーソナルジムによって、トレーナーの接触に対する考え方やルールは大きく異なります。
そのため、事前に「どんな方針のもとでトレーニングが行われているか」を確認しておくことは、とても重要です。
中には、ボディタッチを最小限に抑えることを明言していたり、「触れる前には必ず一声かける」などの配慮を徹底しているジムもあります。また、ボディタッチそのものを禁止しているジムも存在します。
公式サイトや説明資料に明記されているかどうか、初回カウンセリング時に質問しやすい雰囲気があるかも大切なチェックポイントです。
体験トレーニングで確認する
パーソナルジム選びで迷ったときは、体験トレーニングに参加して“相性”を確かめるのが一番確実な方法です。
特に、ボディタッチが気になる方は、以下のようなポイントに注目してみてください。
- 触れる前に一言説明があるか
- 身体に触れる頻度や時間が必要最低限か
- 相談しやすい雰囲気があるか(言葉遣い・表情など)
体験中に少しでも違和感を感じたら、その直感は大切にしてOKです。
“ここなら安心して通えそう”と思えるかどうかが、ジム選びの最も重要な判断基準です。
まとめ
本記事では、パーソナルトレーナーのボディタッチについて必要性や配慮、ボディタッチへの対策、断る方法などについて解説しました。
トレーニング中のボディタッチは効率良くトレーニングを行うために必要な指導方法の1つです。手を添えることで、使う筋肉を意識したり、ケガのリスクを軽減しています。
どうしてもボディタッチが気になるという方は上記で紹介した断り方やジムの選び方を参考にして、対策してみてください。




