ジムに通う頻度は週何回がベスト?目的別におすすめの頻度を解説

「ジムに通うのはどれくらいの頻度が良い?」
「ジムに通う頻度は何回がおすすめ?」
などの悩みはありませんか?
特にダイエット初心者の場合、毎日ジムに通う必要はなく、続けられる範囲の頻度でメニューを組み立てることが長く継続するためのコツです。
この記事では、目的別のジムに通う効果的な頻度や、ジムに行かない日のおすすめの習慣などをご紹介します。
これらかジムに通おうと考えている方は参考にしてみて下さい。

ジムは週何回通えば効果が出るの?

ジムに通う目的はダイエットや健康維持、ストレス解消など人によってさまざまです。そして、初心者や上級者など運動レベルも人それぞれです。そのため、目的やレベルによってジムにどれくらい通うのかが変わります。
そこで、目的別に目安の回数を以下6つ紹介します。
  • ダイエット
  • 健康維持
  • ストレス解消
  • 筋力UP
  • 短期間でダイエットや筋力UPしたい
  • 短期間で目的を達成するためには、ジムに行く頻度を上げてトレー二ングをする必要がある

ダイエット

ダイエットを目的としてジムに通う場合、毎日ジムに通う必要はありません。今まで運動を全くしてこなかった方であれば週に1回でも十分に効果が出ます。
毎日ジムに通ってしまうと、身体への負担が大きくなります。筋肉を鍛えるためには、疲労回復のための休息期間も必要です。
だからと、月1~2回の頻度でジムに通うと期間が空きすぎてもダイエットには繋がりません。そのため、ダイエット目的でジムに通う場合は、週2~3日をベースにしましょう。

健康維持

健康維持でジムに通うと考えている方は、週1~2回で通うことがおすすめです。普段あまり運動をする機会のない人は、まず運動習慣を身に付ける必要があります。通い始めは筋力や体力も少なく、軽い運動でも筋肉痛になりやすいため、慣れないうちは週1~2回のペースを目安に、運動の習慣化を目指しましょう。
また、いきなりハードなトレーニングをしてしまうと、途中で挫折してしまう恐れがあります。そのため、最初から負荷の大きいトレーニングを行う必要はなく、自分の無理のないペースで取り組みながら健康維持を目指しましょう。

ストレス解消

筋トレは、セロトニンやテストステロンのように分泌量の減少がストレスに繋がるホルモンを活性化させる働きがあります。そのため、筋トレはストレス解消する方法として推奨されています。ストレス解消という目的でジムに通う場合は、週に1~2回がおすすめです。
セロトニンの分泌量増加は、ストレス解消に重要な睡眠の質の向上にも繋がります。テストステロンの増加は集中力ややる気の上昇に効果的です。
しかし、疲労が蓄積している時に筋トレを行うと、余計に疲労を貯めてしまいストレス解消に繋がりにくいため、気を付けましょう。

筋力UP

筋トレ目的でジムに通う場合は、週2~3回を目安にしましょう。筋肉はトレーニングで傷つけられ、修復されて回復することで筋肉量が増えていきます。この筋肉が大きくなる時間が48~72時間後と言われています。
そのため、1回の筋トレで全身を鍛えた後、2~3日程度置いてから再度筋トレを行うことが効果的です。
筋肉痛があるのにトレーニングをしてしまうと、筋肉の回復を邪魔してしまいます。に何回もジムに通う場合は、曜日によって鍛える部位を変えましょう。しかし、ハードなメニューになるため、慣れるまではしっかりと休みをとることがおすすめです。

短期間でダイエットや筋力UPしたい

ダイエットの目標を達成するための具体的な数値が決まっていて、ジムに通い始めてから1日でも早く結果を実感したい方は週3~5回がおすすめです。なぜなら、身体を動かせば動かすほど消費するカロリーが増えるからです。ダイエットの結果を早く感じたい方は1日の消費カロリーを増やすことに注目です。 忙しい時はトレーニング実施時間を短縮しても良いので、まずは実践していきましょう。

短期間で目的を達成するためには、ジムに行く頻度を上げてトレーニングする必要がある

短期間で目的を達成するためには、ジムに滞在する時間よりも頻度を重要視することが大切です。どれだけ長い時間ジムに滞在していても通う頻度が少ないと習慣化も難しく、効果を実感しにくいです。

特にダイエットを目的としてジムへ通う人は、ジムの滞在時間よりも頻度を重要視しましょう。週3回以上ジムへ通うことができれば、代謝もアップし、痩せやすい身体を手に入れることができます。

また、ジムへ通う頻度を上げる事で、ジムでの運動を習慣化させることが可能です。1回のトレーニング時間が短くても良いので、まずはジムに行く頻度を上げてトレー二ングすることを意識してみて下さい。

週3回ほど通えば効果が出やすい

もしこれからダイエットを目的に、ジムへ通うことを検討しているのであれば、週3回を目安にしてみてください。週3回以上ジムへ通うと効果が出やすいです。週に3回ジムへ通うことは、1~2日置きに通うだけなので、そこまで難しいことではありません。

しかし、週3回通うことを意識しすぎて、十分な休養をしないままトレーニングすることはご法度です。また、体調や精神が優れない状態で無理に週3回ジムへ通うことを義務付ける必要はありません。人によって適切な頻度が異なるため、自分のペースで通うことを意識しましょう。

そこで、週3回ジムに通うことがおすすめの理由を以下4つ紹介します。

  • 運動量が上がる
  • 筋力UPしやすい
  • 基礎代謝が高まりやすい
  • 適度に休む期間も大事

運動量が上がる

週3回程度ジムへ通うと、運動習慣を身に付けることができます。「習慣の生き物」と言われている人間は、普段の運動習慣が健康そのものに大きな影響を与える生き物です。

週3回程度ジムへ通うことで必然的に運動する習慣を自身に身に付けられます。その分、ジムへ通う前よりも確実に運動量が上がるため、健康的な身体を手に入れることができます。

筋力UPしやすい

筋トレを行うと筋力が向上します。健康的かつ自律的に生活していくために筋力は欠かせません。筋トレといえば高重量というイメージを持っている方が多いですが、筋肉量が増えると、その筋肉が酸素を必要とします。さらに体内の脂肪を燃焼する際にも酸素が多く使われます。そのため、筋肉量が増えると脂肪燃焼効果を高めることが可能です。

減量のためにまず筋トレを勧められることも多いです。まず身体の中で熱を作るための筋肉をつけた状態で、筋肉に酸素を取り込んで脂肪を燃焼させる有酸素運動を組み合わせることで、より効率的に減量できます。

筋肉を付ける段階で分泌される成長ホルモンは体脂肪の合成を防止し、すでについている脂肪組織の分解を促進する効果が期待できます。筋トレを習慣化し、成長ホルモンの分泌を促進することで、脂肪燃焼と筋肉を付けるという両面からダイエットに繋げることが可能です。

基礎代謝が高まりやすい

ジムに週3回以上通うと、必然的に日々の消費カロリーを高めることができます。運動をする頻度が増えるため、1日あたりの消費カロリー量は増えていきます。そのため、基礎代謝が上がるとエネルギーを使って脂肪を燃焼しやすい身体になり、痩せやすい体質になるだけでなく、肌がきれいになるなどの美容面にも良い影響があります。

運動などで消費したカロリーが摂取したカロリーを上回れば自然と脂肪は燃焼されていきます。週に3回ジムへ通い、ダイエットや健康維持など、目的に合った運動ができていれば効果も早く実感できるでしょう。

適度に休む期間も大事だから

ダイエットや健康時事を目的とする場合、筋トレは毎日行う必要はありません。特に同じ部位の筋トレを毎日続けて行うことは避けた方が良いと言われています。特定に筋肉に強い負荷をかける筋トレでは、筋繊維が太くなる「超回復」のための時間が必要です。そのため、同一の筋肉に対する筋トレは間を開けて行いましょう。

目安として2~3日に一度、週に3回を目安に行うと良いと言われています。けがをしたり、筋肉を傷めたりしないためにも無理をせずやりすぎないことが大切です。

ジムに毎日行っても良いの?

ストレッチや軽い運動、気分転換などであれば毎日通っても問題ありません。ただし疲労や筋肉痛を感じているのにジムで運動すると、ケガに繋がってしまうため無理は禁物です。
しかし、ジムへ通う頻度は人によって異なります。人によっては毎日ジムに通うことで運動を習慣化させ、ダイエットに成功している人も多いです。ジムに通う頻度が重要なのではなく、いかに楽しくかつ継続して長期的にジムへ通うかがポイントです。
もし、平日の仕事終わりや休日に時間が余っていたり、「毎日ジムに通いたい」というモチベーションがあるのであれば、毎日ジムに通うのも良いでしょう。
しかし、ダイエットをするための筋トレは毎日行う必要ありません。筋トレ効果を向上させるポイントは「食事」と「休養・睡眠のための時間」をしっかりとることです。この筋トレ後の食事と急速に関する時間のことを「筋肉の超回復」といいます。
「筋肉の超回復」とは、筋トレ後の24∼48時間の間のことで、この間に食事と休息によって得た栄養により、筋肉は激しい運動にも耐えられるよう、自力で修復し、筋トレ以前に身体より強くなろうとします。
「筋肉の超回復」をする暇なく、毎日筋トレを行ってしまうと、逆に筋肉が強くなろうとする働きを阻害してしまっています。また、毎日の筋トレは筋肉が修復される前に筋繊維を傷つけしまいます。そのため、筋肉痛が伴っている場合は、痛みによって自分に適した負荷を与えられないため、筋トレの効果が乏しくなります。
このように目的によってジムに通う頻度は変わるため、目的に合わせた頻度で通いましょう。

ジムに行かない日にオススメの習慣

ジムに通う一般的な頻度として週2~3回トレーニングや有酸素運動をするのであれば、ジムに行かない日は休息や食事に意識を向けて過ごしてみて下さい。

ジムに行かない日のおすすめの習慣を以下4つ紹介します。

  • タンパク質を意識的に摂取する
  • カロリーの高い食べ物を食べ過ぎない
  • ストレッチで身体をほぐす
  • 散歩などの軽い運動

タンパク質を意識的に摂取する

筋肉量を増やすために、タンパク質は欠かせません。筋肉はタンパク質で構成されています。筋トレによって筋肉が一時的に傷つけられると、タンパク質の必要量は普段よりも大きくなります。つまり十分にタンパク質を摂取できていないと、せっかく筋トレを行っても筋肉を育てる材料が足りないのです。

ジムに行かない日は時間に余裕もできるはずなので、しっかりタンパク質多めの食事を摂ることを心掛けてみましょう。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では18歳以上のたんぱく質摂取推奨量は男性が60∼65g、女性が50gと言われています。一般的に筋肉を付けたい方は体重1kg当たり2gのタンパク質を摂ると良いです。

タンパク質やアミノ酸、ミネラルなど筋肉の生成に必要な栄養素を摂取するように意識してみてください。

カロリーの高い食べ物を食べ過ぎない

ダイエットは食事8割、運動2割と言われるほど、食事管理をしっかり行うことが大切です。いくらジムに通って運動していても、ジムに行かない日にハイカロリーのものを食べ過ぎてしまうと、せっかく運動した意味がなくなってしまいます。

ジムに行かない日はいつものカロリーの10∼15%程度減らすよう意識してみて下さい。減らす栄養素としては糖質です。糖質は筋トレのエネルギーとして使われる栄養素なので、しない日に多く摂取すると脂肪を合成する材料になってしまいます。

タンパク質・脂質・糖質のバランスを考え、1日3食しっかり摂取しましょう。食事だけでタンパク質を十分に補給するのは難しいため、食事にプラスしてプロテインを取り入れることがおすすめです。

ストレッチで身体をほぐす

ジムを行った日はしっかりストレッチをして体をほぐすことをおすすめしますが、ジムに行かない日もストレッチは欠かさないようにしましょう。筋肉をしっかり伸ばし、ほぐしてあげることで筋肉を次のトレーニングに向けて休ませることができます。

毎日の仕事でパソコン作業が続く方も多いと思いますので、その疲れを取るためにも、ストレッチはおすすめです。毎日のちょっとした習慣に、肩や股関節などこわばりやすい筋肉をほぐしてあげましょう。

ストレッチやウォーキングで身体をある程度伸ばしたり、歩いたりすることで血行が良くなり、摂取した栄養も行き渡りやすくなります。

散歩などの軽い運動

ダイエット目的で筋トレを始めた方は、散歩などの軽い運動を組み合わせることをおすすめします。息が上がらない程度の速度でウォーキングや軽めのランニングなどを取り入れることで、血行が促進され、脂肪を燃焼しやすくなり、より高い効果が期待できます。

自宅でできる軽めのトレーニングもネットを調べると出てくるので、それを利用するのも1つの方法です。

最初はジムに週1回でも効果が出る

仕事やプライベートの予定がある中で、「週に2~3回程度筋トレの時間を確保するのは難しいけれど、週に1回ならできる」という方も多いです。週に1回だけなので、継続しやすく、プレッシャーやストレスを感じることなく、自分の目標を背ってして行えます。

本格的なボディメイクではなく、ダイエットやボディの引き締め、健康維持、体力増強などの目的であれば、週に1回の筋トレでも十分効果が期待できます。むしろ週に1回なら始めてみようと思えるハードルの低さはメリットです。

週に1回の筋トレでおすすめのトレーニングは以下です。

  • レッグプレス
  • チェストプレス
  • ラットプルダウン
  • ショルダープレス
  • アームカール
  • フレンチプレス
  • クランチ
  • レッグレイズ

最初は毎週通うことになれないかもしれませんが、ある程度続けることができれば、自然と継続できるようになります。そのため、筋トレを開始してからしばらくはあらゆる努力を惜しまず、とにかく続けることを最優先してみてください。

以下のことを意識してみると結果が変わってくるでしょう。

  • トレーニングの種目を絞る
  • 負荷重量を少なめにする
  • 回数を決めない

ジムに行く習慣化を付けることが最も大事

この記事では目的別にジムに通う頻度やジムに行かない日におすすめの習慣、筋トレの効果が期待できる頻度などをご紹介しました。
ジムに通う上で、継続することが1番大切です。無理をして週3回ジムに行っているなら、最初は週1回など自分に合ったペースで通うことが大切です。ジムで行う運動の種類によっても最適な頻度は変わるため、運動する日と休む日と緩急をつけながら、長期的に身体を鍛えていけるよう、ジムに行く習慣化を付けましょう。
もし、ダイエットや筋力アップ、健康維持など、自分の目的やレベルに最適な頻度や運動方法が分からないという場合は、通っているジムや通うことを考えているジムのスタッフに聞いてみると、丁寧に教えてくれます。