1ヶ月で5キロ痩せるためには、1日あたり約1,200kcalの赤字と週3~4回の筋トレ・有酸素運動が必要です。ただし急激な減量はリバウンドや体調不良のリスクがあるため、正しい知識と計画的な実践が重要になります。この記事では、健康的に1ヶ月で5キロ減量を目指す具体的な方法とスケジュール、成功事例までを詳しく解説します。
- 1ヶ月で5キロ痩せることは可能
- 1ヶ月で脂肪5キロ落とすためには、1日あたり約1,200kcalの赤字が必要
- 達成するためには、運動と食事管理の両方重要
→ 食事:カロリー設計+管理・PFCバランスの調整
→ 運動:週3~4回、筋トレ+有酸素を行う
トレーナー山入亜利菜CLOUD GYMパーソナルトレーナーの山入です。
1ヶ月で5キロの減量は数値上可能ですが、健康を損なわないためには正しい知識と方法が不可欠です。
これまで1,000名以上のダイエットを指導してきた経験から、科学的根拠に基づいた安全なダイエット法をご紹介します。
1ヶ月で5キロ痩せられる?知っておくべき基礎知識
「1ヶ月でマイナス5キロ」は、確かに不可能ではありませんが、正しい知識と計画が必要不可欠です。急激な減量は体調を崩すリスクもあるため、無理のない範囲で取り組むことが重要です。ここでは、短期間で体重を落とす際に知っておくべき基本的な数字や、リスクと現実的な目標設定について丁寧に解説していきます。
1カ月で-5キロは可能だけど、リスクがある


1カ月で5キロの減量は、正しい方法を選べば達成可能です。しかし、一般的に安全な減量ベースは1ヶ月で体重の3~5%程度、または₋1~2kg程度といわれています。※
月5kgの減量は、推奨ペースの2.5〜5倍に相当するため、以下のリスクを伴います。
- 筋肉量の減少:急激なカロリー制限により、脂肪だけでなく筋肉も分解される
- 基礎代謝の低下:筋肉減少により、痩せにくい体質になる
- 栄養不足:ビタミン・ミネラル不足による体調不良、免疫力低下
- ホルモンバランスの乱れ:女性の場合、生理不順などのリスク
- リバウンドの可能性増加:急激な減量後は元の体重以上に戻りやすい
※参考文献
①日本肥満症学会のガイドライン:まず3~6か月で現在体重の3%以上減量を推奨(BMI35以上は5~10%減量が目安)
②アメリカスポーツ医学会(ACSM)のガイドライン: 週に1~2ポンド(約0.5~1kg)程度を推奨
無理な方法は一時的な減量に成功しても、かえって太りやすい体質になり、元の体重よりもリバウンドすることもあるので注意が必要です。
脂肪を1kg落とすためには約7200kcalの消費が必要


脂肪を1キロ落とすためには、約7,200kcalを消費する必要があります※2。そのため、1カ月で5キロ痩せるためには、30日間で7,200×5kg=36,000kcalの赤字をつくらなければいけません。1日あたり1,200kcalの赤字(消費カロリーが摂取カロリーを上回る状態)を作るが必要です。
※2 参考文献
Thomas, Diana M et al. “Time to correctly predict the amount of weight loss with dieting.” Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics vol. 114,6 (2014): 857-861. doi:10.1016/j.jand.2014.02.003(Wishnofsky M. Am J Clin Nutr. 1958;6(5):542-546)
1ヶ月で5キロ痩せる具体的なカロリー設定


1ヶ月で5キロ痩せるには、「消費カロリー>摂取カロリー」の差を1日あたり1200kcalほど作る必要があります。30日間この赤字状態をつくり続けると、5kgの脂肪が減る計算です。
1日に1200kcalの赤字を作るには、運動で500kcal消費して、食事のカロリーを700kcal減らすといったハードな調整が必要になり、バウンドリスクもあります。
体重60kgの場合、ウェイトトレーニングやジョギング(強度6メッツの運動)を80分間行うと500kcal消費する計算です。



1ヵ月で5キロ痩せるのは難しいと感じたら、2~3ヵ月かけて計画的に痩せることも検討してみてくださいね。
1ヶ月で5キロ痩せる方法
1カ月で5キロ痩せるには、食事制限と運動を組み合わせて毎日約1,200kcalの赤字を作ります。消費カロリーを摂取カロリーが大幅に上回るためには、有酸素運動や筋トレで消費カロリーを増やし(+500kcal程)、食事の摂取カロリーを減らして(₋700kcal程)減量するのが効率的です。現実的に可能なのか、スケジュールや食事・運動のポイントを紹介します。
1日のモデルスケジュール


1ヶ月で5kgの減量を達成するためには、生活リズムを整え、代謝を高める意識をしてみましょう。脂肪燃焼効率を高める1日のスケジュール例を紹介します。
- 07:00 起床・白湯&ストレッチ
寝起きにコップ1杯の白湯を飲み、ストレッチやHIITで代謝スイッチをON。 - 07:30 朝食(350kcal)
玄米ご飯80g、納豆1パック、ゆで卵1個、野菜の味噌汁。 - 09:00 通勤・通学(早歩き)
背筋を伸ばし大股で!移動時間にも消費カロリーUP。 - 12:00 昼食(450kcal)
鶏むね肉のグリル100g、温野菜サラダ、ご飯100g。 - 18:30 帰宅(早歩きウォーキング)
1駅手前で降りて歩くのが理想。空腹時の有酸素運動は、脂肪燃焼効果が高い。 - 19:00 筋トレ&有酸素運動
30分ほどスクワットなどの筋トレをした後に、30分以上ウォーキングやジョギングを行うと効果的。 - 20:00 夕食(350kcal)
白身魚ときのこの蒸し焼き、豆腐サラダ、野菜スープ。 - 22:00 入浴・ストレッチ
湯船に浸かり深部体温を上げ、ストレッチで疲れた身体を労わる。 - 23:00 就寝
質の高い睡眠で痩せやすい体を作る。
このスケジュールを例に、ライフスタイルに合わせて調整してみてください。
食事管理7つのルール


- PFCバランスを意識する
タンパク質:脂質:炭水化物=3:2:5の割合が理想的です。※1 - 1日3食を規則正しく摂る
欠食は代謝低下を招き、逆効果になります。 - 夕食は就寝3時間前までに済ませる
消化時間を確保し、脂肪蓄積を防ぎます。 - 糖質は朝・昼に集中させる
活動時間帯にエネルギーとして消費できます。 - 水分を1日2リットル以上摂取
代謝促進とむくみ防止に効果的です。 - 加工食品・外食を週2回以下に制限
隠れた糖質や脂質の摂取を抑えます。 - 食事記録をつける
アプリやノートで可視化することで、改善点が明確になります。
(※1.参考文献:田川良一ほか.”タンパク質摂取量と筋肉量増加の間の用量反応関係:ランダム化比較試験の系統的レビューとメタアナリシス”)
尚、短期ダイエット中の摂取カロリーは、最低でも基礎代謝と同程度を摂るのがおすすめです。基礎代謝は生命維持に必要な最低限のカロリーのため、これを下回ると以下のようなリスクがあり、痩せても不健康な印象になりやすいからです。
- 筋肉量の減少
- 集中力低下、イライラ
- 肌荒れ、爪の割れ、抜け毛
- ホルモンバランスの乱れ
- 生理不順
- リバウンド確率UP
基礎代謝量は、体重・身長・年齢によって異なりますが、平均的な日本人女性の基礎代謝量は約1,000〜1,300kcal程。これを下回らないようにして運動で消費カロリーを増やす方が、見た目もキレイに痩せます。
自分の基礎代謝量/1日の総消費カロリー目安を知る
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おすすめ運動メニュー5選
1ヶ月で5キロ痩せるためには、毎日のウォーキングに加えて、「30分の筋トレ+30分以上のジョギング」を週3~4回ほど取り入れる必要があります。おすすめの運動メニューは下記5つです。
- ウォーキング(40分/毎日)
消費カロリー:約150kcal。初心者でも継続しやすい基本の有酸素運動です。 - ジョギング(30分/週3~4回)
消費カロリー:約250kcal。脂肪燃焼効果が高く、心肺機能も向上します。 - HIIT(4分×2セット/毎日)
消費カロリー:約100kcal/8分。短時間で高い脂肪燃焼効果が期待できる高強度インターバルトレーニング。アフターバーン効果で1日の総消費カロリーもUP。 - スクワット(15回×3セット/週3~4回)
大きな筋肉を鍛えることで基礎代謝がアップします。 - エア縄跳び(10分/週3~4回)
消費カロリー:約100kcal/10分。短時間で心拍数を一気に上げられる高効率な有酸素運動です。


筋肉痛が辛いときは、鍛える部位を分割して行うと頻度高くトレーニングが可能です。無理をしてしまうとダイエットを続けることが難しくなるため、できる範囲で運動量を増やすことを心掛けてください。
【体型別】5キロ減量の現実的なペースと目標設定



リバウンドや健康被害を防ぐためには、1カ月のダイエットは体重の5%減までが理想とされています。60kgの人なら、月に-3kgまでが目安です。
元の体重や基礎代謝、生活習慣によっても達成度は大きく変わります。BMI値によっても、1ヶ月で5キロ減量が適切かどうかは変わります。
- BMI 25以上(肥満):推奨
- 体重に対する5kgの割合が小さく、実現可能な減量ペースです。
- BMI 22~24.9(標準上限):要注意
- 可能ではありますが、栄養バランスと体調管理を徹底してください。
- BMI 22未満(標準以下):非推奨
- 健康リスクが高いため、月2~3kgの緩やかな減量にとどめましょう。
自分のBMIを計算する
BMIと適正体重の計算
自分の体重やBMIにあった無理のないダイエットペースを心掛けましょう。
短期間で5キロ痩せた人の成功例
1ヶ月で5キロ痩せるための運動法や食事法は理解できたけど「本当に効果があるの?」と感じる方もいるかもしれません。
そこで、今回紹介した対策を実践し、実際に短期間で5キロもの減量に成功した人たちの例を紹介します。
1カ月で-5kg・体脂肪-3%に成功した女性


こちらの女性はオンラインのパーソナルジムを利用し、1ヶ月のダイエットで-5kgもの減量に成功しました。さらに単に体重だけではなく、体脂肪率も3%減らしています。体脂肪率が下がったことでフェイスラインがシャープになり、引き締まった印象が出ています。
- 食事は1日約1200kcal
- 3食しっかり食べる
- 1食を3品に納める(主食・主菜・副菜)
- 野菜は両手いっぱいの量を毎日
- 野菜から食べる、よく噛む
- 間食はタンパク質が多く、噛みごたえがあるものを選択
- 週2回約40分間の筋力トレーニング
食事改善と宅トレで-5kgに成功した女性


こちらの女性はオンラインパーソナルジムを利用し、1ヶ月半で5キロの減量に成功しています。ダイエット前と比べるとウエストがくびれて、お腹と腰まわりがスッキリしたのが明らかです。徐々にフェイスラインもシャープになり、スタイルアップしています。
- 食事は1日約1400kcal
- 食事記録をつけて、食べ過ぎやバランスの乱れを防ぐ
- プロから食事指導を受ける(毎日アドバイスをもらう)
- PFCバランスを意識し、3食しっかり食べる
- 間食は市販のお菓子からサツマイモやフルーツに変更
- 野菜や海藻、発酵食品で腸内環境を整える
- 週1回の筋トレ+週1~2回のエアロビクス
アプリひとつで食事指導とパーソナルトレーニングが受けられるCLOUD GYMを利用して、ダイエットに成功した事例です。
※この事例は個人の結果であり、同じ方法で同じ結果が得られることを保証するものではありません。減量効果には個人差があります。
リバウンドを防ぐ!目標達成後の体重維持法
1ヶ月で5キロの減量に成功しても、その後の維持が一番難しいもの。リバウンドを防ぐ3つのポイントを紹介します。
- 1. 摂取カロリーを段階的に戻す
-
急に食事量を元に戻すと体が脂肪を蓄えやすくなります。1週間ごとに100kcalずつ増やし、2~3週間かけて維持カロリー()に調整しましょう。
- 2. 毎日の体重測定を習慣化
-
毎朝同じ時間に測定し、1kg以上増えたら食事を見直します。体重・体脂肪・食事などを記録できるアプリで管理すると習慣化しやすいです。
- 3. 運動を継続する
-
週2~3回の運動を続けることで、筋肉量を維持し基礎代謝の低下を防ぎます。強度は下げても良いので、習慣として運動の頻度は維持しましょう。



目標達成は5キロ痩せたところではなく、自身を持てる体型をキープし続ける“新しい生活の習慣化”です。
無理なく続けられる範囲で調整してくださいね。
5キロ痩せるダイエットに関するよくある質問
5キロ痩せると見た目はどう変わる?(5キロ痩せる見た目の記事へ)
5キロの減量で見た目に変化が出るかは、体型や身長、筋肉量によって異なりますが、顔まわりやウエスト、太ももなどに引き締まりを感じる人が多いです。服のサイズがゆるくなる、周囲から「痩せた?」と聞かれるなど、視覚的な違いが実感しやすくなる体重差といえます。


5キロ痩せたら顔はどうなりますか?
5キロ痩せると、顔の輪郭がシャープになり、頬の肉が落ちてすっきりした印象になります。特に顔は脂肪がつきやすく、同時に減少も早く表れる部位といわれています。フェイスラインが明確になることで痩せたと気が付かれやすくなるでしょう。


1カ月で5キロ痩せるのは危険ですか?
1カ月で5キロ痩せるには、1日あたり約1,200kcal以上の消費が必要です。無理やり体重を落とすために極端な食事制限などをしてしまうと、健康への悪影響やリバウンドのリスクがあります。健康的に痩せるということを前提とした上で減量に取り組みましょう。
5kg痩せるのに何ヶ月かかりますか?
5キロ痩せるためには、月に体重の3〜5%を減らすペースが健康的とされています。たとえば体重60kgの人なら、1カ月に1.8〜3kg程度が目安となり、5kgの減量には約2〜3カ月かかる計算です。無理なくリバウンドしにくい方法で進めるためには、極端な食事制限を避け、筋トレや有酸素運動を組み合わせることが大切です。
何キロ痩せたら見た目が変わる?
見た目に変化が出るのは、体重の約5%減が一つの目安とされています。たとえば60kgの人なら3kg程度、70kgなら3.5kgほど減らすと、顔やウエストまわりに変化を感じやすくなります。ただし筋肉量や体脂肪率によって個人差があります。数字だけでなく見た目の変化にも注目しましょう。




CLOUD GYMトレーナー。
RIZAPでトレーナー・カウンセラー・マネージャーとして経験を積み、著名人のボディメイクも多数担当。トレーニング指導歴14年目、1,000名以上のダイエットをサポートしてきた実績を持つ。
特に女性向けボディメイク(特に下半身太り・お腹まわり)や産後のダイエット、期限付きのボディメイクを得意とし、目標に合わせたオーダーメイドのプログラムを提供。
保有資格
- NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)
- 介護福祉士
過去には介護・医療業界にも従事しており、解剖学や運動理論のほか、スポーツ心理学・栄養学・美脚プログラム・シニアプログラムなど幅広い専門知識を持つ。その経験を活かしながら、現在はオンラインでマンツーマンのダイエット指導を通じて「健康への第一歩」を届けている。















