無理なダイエットをしてはリバウンドを繰り返すという経験をされた方も多いのではないでしょうか。継続して続けるためには無理なく痩せるための方法を身につけることがとても重要です。この記事では無理なく痩せたいという方に向けて、CLOUD GYM編集部が抑えるべきポイントをご紹介いたします。
「無理なダイエットをしてリバウンドの繰り返しばかり…」どうすれば良い?
ダイエットをしてもリバウンドをしてしまうという方多いのではないでしょうか。無理なダイエットはリバウンドをする原因です。
この記事を読んで、無理なダイエットはやめて、ストレスフリーのダイエットをしましょう。
ダイエット中でもポイントをしっかり押さえて、食べるものを選べば食べても太らないのです。場合によってはダイエットの効率アップに繋がることもあります。
このポイントを押さえるとダイエット中でもお腹いっぱい食べて問題なし、間食OKという食べながら痩せ体質を目指すことができます。
・ポイント①食べるものの選び方
・ポイント②食べる順番、スピードを意識しよう
ポイント①食べるものの選び方
ダイエット中だけど食べたい時は、食べるものをきちんと選んで食べることが大切です。食べて太りにくいもの、痩せ体質に繋がるものを選んで食べましょう。
食べたい気持ちを我慢してしまうと、リバウンドに繋がります。我慢してストレスをためてはダイエットしている意味がありません。
食べるものを選ぶポイントを紹介していきます。
・タンパク質が多い物を食べる
・脂質が少ない物を選ぶ
・食物繊維をたくさん摂る
タンパク質が多いものを食べる
痩せ体質を目指すためにはタンパク質を積極的に食べましょう。タンパク質は筋肉の材料になる栄養素です。
筋肉が多いほど基礎代謝がアップするため、筋肉が痩せ体質をつくるカギなのです。
基礎代謝は心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を保つために消費されるエネルギーのことで、常に消費されています。この基礎代謝が高いほど、多くのカロリーが消費され、痩せ体質になれるのです。
【タンパク質が豊富に含まれている食材】
・肉類(鶏むね肉)
・魚類(鮭・マグロ)
・大豆製品(納豆)
・乳製品(ヨーグルト)
・卵
そして、タンパク質には「太りにくい」という嬉しいポイントがあります。
タンパク質は三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)の中で1番太りにくい栄養素です。太りにくくて、筋肉の材料となるタンパク質はダイエットには欠かせません。ダイエット中ならタンパク質が多い物を選ぶことをおすすめします。
脂質が少ない物を選ぶ
一方で、三大栄養素の中で1番太りやすいのが脂質です。ダイエット中であれば低脂質のものを選びましょう。
脂肪たっぷりのお肉、スイーツ、揚げ物などは要注意です。
しかし脂質の中でも良質な脂質は美容や健康のために摂った方が良いです。脂質は消化吸収に時間がかかるため、腹持ちが良いというメリットがあります。そのため、良質な脂質は朝食かランチなどの身体を動かす時間に摂りましょう。
【良質な脂質が含まれている食材】
・ナッツ
・アボカド
・魚類
食物繊維をたくさん摂ろう
食物繊維は、糖の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を緩やかにし、”肥満ホルモン”であるインスリンの分泌を抑えてくれます。ダイエットの強い味方です。
インスリンは糖を脂肪に替える働きがあるため、大量に分泌されると太りやすくなってしまいます。食物繊維を摂ることで、インスリンの分泌が抑えられ、太りにくい身体になります。
他にも、食物繊維は腹持ちが良く、腸内環境の改善にも繋がります。ダイエッターにとっては嬉しいポイントですね。
【食物繊維が豊富に含まれている食材】
・野菜類
・キャベツ類
・海藻類
また、炭水化物に太るイメージがあり避けている方も多いのではないでしょうか。炭水化物は活動のエネルギーになる大切な栄養素で、脂肪を燃やすためのエネルギー源にもなるため、痩せ体質を作るためには、きちんと摂る必要があります。
炭水化物は食物繊維と一緒に摂ると太りにくいです。パスタやパン、米類など食物繊維が豊富なものを選んで食べると良いでしょう。(以下参照)
・白米→玄米、大麦
・パン→ライ麦パン
・パスタ→全粒粉パスタ
ポイント②食べる順番やスピードを意識する
食べるものを選ぶポイントを意識することも大切ですが、食べる順番やスピードにも気を付けるとさらに太りにくくなります。
食べる順番やスピードを意識するだけなので、とても簡単です。是非取り入れてみてください。
食べる順番
食物繊維が多いものから先に食べることがおすすめです。野菜やきのこ、海藻類を先に食べて、次にタンパク質、炭水化物を食べるようにすると、効率良く食物繊維が働いてくれます。これにより、血糖値の上昇を緩やかにし、インスリンの分泌を抑えてくれます。
食べるスピード
よく噛んでゆっくり食べるだけでもダイエットに効果的です。
食べるスピードが速いと、消化吸収が早くなり、血糖値が急上昇しやすくなったり、満腹感を感じるのが遅くなってしまいます。
よく嚙んでゆっくり食べることで、消化吸収もゆっくりになって血糖値の上昇も緩やかになります。そして、少ない量でも満腹感が得やすくなります。
どうしても小腹が空いたときにおすすめの食べ物
ダイエット中でも上記のポイントを把握していれば、間食を我慢しなくても大丈夫です。
小腹が空いた時におすすめの食べ物を5つ紹介します。
- ナッツ
- サラダチキン
- ヨーグルト
- 干し芋
- プロテインバー
ナッツ
ナッツには、食物繊維、ビタミン、ミネラル、良質な脂質など、ダイエットや美容に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
そして、よく噛んで食べるとカロリーが消費されるので、噛み応えのあるナッツをよく噛んで食べることで、よりダイエットに効果的です。
余計なカロリーを摂らないためにも、素焼きのナッツを選びましょう。
サラダチキン
サラダチキンは最近、ダイエットの定番となりつつあります。高タンパク・低糖質・低脂質でダイエットの強い味方です。
食べ応えがあるから、食べたいという気持ちも満たされやすく、満足感を得ることができます。おかずとしても、おやつとしても成り立つのでおすすめです。
ヨーグルト
高タンパクで低カロリーなヨーグルトは、腹持ちも良くダイエット中の間食に最適です。乳酸菌などの善玉菌も含まれているので、腸内環境のサポートにも効果的です。
ナッツやフルーツをトッピングして食べると、食物繊維やビタミン類も一緒に摂れて、美容に良いやつにもなります。
無糖・無脂肪タイプのヨーグルトがおすすめです。
干し芋
干し芋は低脂質で食物繊維が豊富です。甘いため糖質(炭水化物)は多めですが、糖質は活動のエネルギーになるため、脂肪を燃やすのに必要です。
炭水化物は食物繊維と一緒に摂ることで太りにくくなるため、干し芋は食べても問題ありません。また、痩せるために運動している人は運動前の栄養補給にも最適です。
プロテインバー
いくつかおすすめの食べ物を紹介しましたが、ダイエット中に食べるなら、プロテインバーがおすすめです。プロテインはタンパク質を効率良く摂るためのサプリメントのようなものです。
よく噛んで食べるから満足感を味わうことができ、かつ甘いので甘い物を食べたい時にもぴったりです。
余計なカロリーを抑え、タンパク質を摂れるプロテインバーはお菓子感覚で痩せ体質を目指せます。ですが、プロテインバーの中には脂質が高い物もあるので食べ過ぎには注意とか成分表示をチェックして選ぼうしましょう。
無理なダイエットは続かない!5つのリスクに注意
無理なダイエットをしてしまっている方も多いのではないでしょうか。痩せたいからと、間違った方法でダイエットをしてしまうと、身体を壊したり、痩せにくい身体になってしまいます。
無理にダイエットをしても、続きません。しかも以下のようなリスクがあるので、注意しましょう。
- 痩せにくい身体へと変化してしまう
- ホルモンバランスが乱れて、月経や妊娠に悪影響
- 肌や髪がボロボロになってしまうリスク
- 骨がもろくなったり、身長が伸びなくなってしまうリスク
- 精神的に不安定になり、摂食障害に陥ってしまうことも
痩せにくい身体へと変化してしまうことも
最近糖質制限ダイエットが流行っていますが、このダイエット方法は正しく行わないと身体への悪影響だけでなく、痩せにくい体質を作ってしまいます。
糖質は炭水化物に含まれていて、身体を動かすエネルギーや脳のエネルギー源です。この糖質が含まれている糖質を抜いてしまうと身体はエネルギー不足となってしまいます。
エネルギー不足になると、筋肉が燃焼されエネルギーとして補われます。
痩せ体質を作るためには、基礎代謝を増やす必要があり、基礎代謝は筋肉の量で決まります。ダイエットをしているのに、糖質を抜いて筋肉が減ってしまっては意味がありません。
糖質制限ダイエットは摂取カロリーを制限していると同時に、筋肉を減らして基礎代謝を落としてしまっています。そのため、長期的にみるとおすすめするダイエットではありません。
糖質の摂りすぎは肥満を招き、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病のリスクも高くなります。かといって、無理な食事制限は基礎代謝が落ち、脂肪をため込みやすくなるので、リバウンドしやすいです。
他にも単品ダイエットなどのある特定の食べ物をひたすら摂取するダイエットも、体重は減りますが筋肉が落ちて痩せにくい身体になってしまいます。
専門家に指導してもらい、栄養バランスを考え糖質制限ダイエットをするのであれば意味はありますが、個人で知識が少ない中食事を抜くのは止めましょう。
ホルモンバランスが乱れて、月経や妊娠に悪影響
無理なダイエットで痩せすぎると、ホルモンバランスが乱れて、月経や妊娠に悪影響を及ぼします。
月経不順や無月経のリスクが上がり、これを放置してしまうと機能性子宮出血や黄体機能不全症、多嚢胞性卵巣症候群などの病気に繋がります。これらは不妊の原因です。
また近年痩せたいという願望を持っている女性が多く、痩せすぎな状態での妊娠や妊娠後の低体重により、低出生体重児の割合が増えています。母体の栄養不足から胎児の体重が十分でないことが原因です。
低出生体重児で生まれた赤ちゃんは、エネルギーをため込みやすい体質になり、成人後に生活習慣病にかかりやすくなってしまいます。
無理なダイエットは、ダイエットをしている本人だけでなく、将来の赤ちゃんの健康も損なわれてしまう危険性があることを頭に入れておきましょう。
肌や髪がボロボロになってしまうリスク
ダイエットをしてただ痩せたいと思っている人は少ないのではないでしょうか。ダイエットをして、髪や肌が整い、余分な脂肪を落として美しくなりたいと思っている人が多いはずです。
しかし、極端な食事制限だけのダイエットで減っているのは、脂肪ではなく体の水分や筋肉です。
極端な食事制限で栄養不足になってしまい、髪がパサパサになったり、肌が乾燥したり、筋肉が減りたるんだ身体は、あなたがダイエットで目指している姿ではないはずです。
ダイエットをする上でカロリーを過剰に摂取しないことは大切ですが、1番大切なのは最低限摂取すべきカロリーは摂りつつ、栄養バランスのとれた食事をすることです。
女性が1日に必要なエネルギー量と生命活動を維持するために必要な基礎代謝量は以下の通りです。
●女性が1日に必要なエネルギー量
年齢 | エネルギー量 |
18~29歳 | 2000kcal |
30∼49歳 | 2050kcal |
50∼64歳 | 1950kcal |
65∼74歳 | 1850kcal |
75歳以上 | 1650kcal |
●生命活動を維持するために必要な基礎代謝
年齢 | 基礎代謝量 |
18~29歳 | 1110cal |
30∼49歳 | 1160kcal |
50∼64歳 | 1110kcal |
65∼74歳 | 1080kcal |
75歳以上 | 1010kcal |
ダイエットをする上で気を付けないといけないのは、この基礎代謝よりも摂取カロリーが少なくなるように食事制限をすることです。
肌のハリを保つためのコラーゲンや髪の毛、肌はタンパク質から作られています。不足すると髪はパサパサに、肌はカサカサに、たるみがひどくなったりします。
タンパク質は一度に吸収できる量が限られているので、毎食適量のタンパク質を摂るよう意識しましょう。
また、タンパク質は体内で分解、再合成するためにはビタミンB群が欠かせません。栄養バランスの良い食事をすることは、きれいな肌や髪を保つためにも大切です。
骨がもろくなったり身長が伸びなくなってしまうリスク
思春期と言われる第二次成長期から20代にかけての時期に過度なダイエットをしてしまうと、カルシウムなどのミネラルやビタミンが不足してしまいます。
これらが不足してしまうと、骨がもろくなったり身長が伸びなくなってしまいます。
女性はこの時期に骨密度が増加し骨重のピークを迎えるため、この時期にカルシウムやビタミンを増やしておかないと、将来骨粗しょう症になるリスクが高くなります。
女性はホルモンバランスが閉経とともに崩れやすくなり、それに伴い骨粗しょう症になりやすいので、要注意です。
骨粗しょう症は骨折の原因や高齢女性の寝たきりの原因となります。将来のことを考えて若いうちに十分なカルシウムやビタミンを摂取しておきましょう。
精神的に不安定になり、摂食障害に陥ってしまうことも
痩せたいという気持ちで始めたダイエットも、徐々に痩せることに執着し、行動が異常になってしまうことがあります。
例を挙げると、太ってしまうことを過剰に恐れて全く食べることができなくなってしまう神経性食欲不振症(拒食症)や、過食した後に体重増加を防ぐために嘔吐や下剤などを使用してしまう過食症です。
これらの摂食障害が慢性化すると、低体重や無月経、低血圧や不整脈などさまざまな健康障害を引き起こしてしまいます。
また重症化すると、自分では接触行動をコントロールできなくなり、食べたくても食べられないなど、生命の危機的状況になり、入院して加療が必要になる可能性もあります。
これらの障害と同時にうつ病を併発することが多く精神疾患の治療も必要になることがあります。
これらの症状は自分が病気であるということを自覚することができないことも多く、適切な治療を適切なタイミングでできないことがあります。
そのため周りの人が通院を促すなどの協力が必要になります。また、長期的な治療が必要なので、本人だけの問題ではなく、家族など周りの人の協力も必要になってきます。
無理なく健康的に痩せるために意識したいこと3選
無理にダイエットを頑張って痩せてもリバウンドしては意味がありません。
無理なく痩せるために、意識したいことを3つ紹介します。
- 体重の数字に一喜一憂しないようにする
- 基礎代謝以下のカロリー設定はしないようにしよう
- 「痩せた自分」の未来を想像する
体重の数字に一喜一憂しないようにしよう
体重計に乗って、無理な数字を目標にしている方が多いのではないでしょうか。その目標体重は健康面も考えた数字になっているか確認してみてください。
体重が減ると嬉しいですが、数キロ程度の体重の増減はダイエットに関係ありません。痩せて美しくなりたいのであれば、体重計の数字にこだわらず、見た目を変える所から始めましょう。
体重の増減よりも筋肉を付け、脂肪を減らすことを目標としたダイエットをすると、痩せ体質に繋がります。
基礎代謝以下のカロリー設定はしないようにしよう
1日の食事を1200キロカロリー以下に設定し、食事制限を行っている人も多いです。摂取カロリーを減らしているのに痩せないのは、以下の理由があります。
- 栄養が偏っている
- 身体が少ないカロリーに対応している
- 消費カロリーが1200キロカロリーを下回っている
栄養が偏っている
カロリーだけを気にして、好きなものばかり食べてしまうと、脂肪がつきやすくなる原因です。
カロリーを気にすることは大切ですが、数字を合わせたら良いという訳ではありません。主に脂肪となる栄養素は脂質と糖質です。同じカロリーでも脂質と糖質が多い食べ物を食べると、脂肪になりやすくなってしまいます。
そうならないためにも、「タンパク質・ビタミン・ミネラル」の多い食べ物を選んで、1日3食しっかり食べましょう。
野菜、果物、肉、青魚などには良質なタンパク質が多く含まれています。他に食物繊維が豊富に含まれている海藻、こんにゃく、きのこを食べると、脂や糖を体外に排出しやすくなるので、摂ることをおすすめします。
身体が少ないカロリーに対応している
摂取しているカロリーが消費カロリーより少ない状態が続くと、身体が少ないカロリーで生きていけるよう代謝を低下させてしまいます。
省エネモードになると、身体は筋肉を分解してエネルギーを得ます。長期間省エネモードで生活すると筋肉や基礎代謝量も減るので、少しの食事でも消費カロリーを上回ってしまうようになります。結果、痩せにくい身体になってしまいます。
この状態は食事制限をせずに食べる日(チートデイ)を週に1回設けることで防ぐことができます。チートデイを作ることが不安な方は、普段の健康的な食事を少し増やすと良いです。
筋肉を減らさないためにも、何でもいいので運動をすることもおすすめです。有酸素運動が良いですが、苦手であれば、早歩きで散歩するのも効果的です。
消費カロリーが1200キロカロリーを下回っている
基礎代謝がもともと低く、摂取カロリーが消費カロリーを下回る状態が続くと、身体がその摂取カロリーが上限と勘違いをし、少ないエネルギーでも生きていけるよう代謝量を減らしてしまいます。
こんな状態になった場合は、3日に1度30分程度のウォーキングなどの有酸素運動を行い基礎代謝を上げることから始めましょう。
「痩せた自分」の未来を想像する
物事を継続させるためには「ドーパミン」が必要です。この「ドーパミン」は快感や多幸感を得て意欲を沸かせるホルモンです。
人間が新しいことを習慣化するためには平均で66日かかると言われています。ドーパミンが出続けないと、66日同じことをし続けるのはきついです。
頑張ろうと思ったり、自分を追い詰めるのではなく、やりたいからやるという状態や環境をどうやって作るのかが大切になってきます。
しかし実際は、体重を落とすために運動したり、食事管理をしたりするのは面倒です。そんな時は「瘦せた自分」を想像してみてください。何が見えるか、聞こえるか、感じるかなど詳しく想像するだけでドーパミンは放出されます。
やらなければいけないという気持ちからやりたいという気持ちに変えていくことが、継続の唯一の方法です。想像することが苦手な人は、自分の写真を飾り、輪郭に影をつくり、目につくところに飾っておくと良いです。
「無理なく健康的に痩せたい」人がやるべきこと【食事編】
無理なく痩せたい人が食事においてするべきことを5つ紹介します。
- 食事は毎日必ず3食摂取する
- 食事はよく噛んで食べる
- 食べる順番を工夫して、最初に野菜を食べるようにする
- 空腹時は無理せず間食をとる
- 夜21時以降はできるだけ何も食べない
食事は毎日必ず3食摂取する
ダイエットのために夜ご飯を抜いたりなど1日3食食べていない方が多いです。
しかし、1日3食しっかり食べることで健康的に美しい身体を作ることができます。
人の身体は空腹状態で食事をすることにより、血糖値を急上昇させて身体を大きくするという仕組みがあります。
ダイエットで食事回数を減らしているのに、逆効果です。1日3食食べることで、血糖値の上昇を防ぐというのが美しく痩せるための基本です。
朝食は1日のスイッチを入れ、昼食はエネルギーを補鎮し、夕食は身体を作るというそれぞれ重要な役割と意味があります。
美しい身体を作るためにも、1日1食しっかり食べましょう。
食べる順番を工夫して、最初に野菜を食べるようにする
食べる順番を工夫し、野菜から食べるというのも重要なポイントです。野菜に含まれている食物繊維は食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
血糖値の上がり方は体脂肪に大きく影響します。食べ物を消化し、含まれていた糖を吸収すると血糖値が上昇し、すい臓からインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖値を下げる作用もしますが、エネルギーとして使いきらなかった糖を脂肪に替えるのを促進してしまいます。
つまり、血糖値が急上昇しインスリンが大量に分泌されると、脂肪が増えやすくなってしまう可能性があるのです。
空腹時に糖質が高いものを食べ始めると血糖値が急上昇してしまうので、注意しましょう。
また、血糖値の急激な変化を招くと、食欲が増えてしまいます。これは食べる順番で防ぐことができます。
空腹時は無理せず間食をとる
ダイエット中は間食するのを我慢しないといけないという認識の人が多いのではないでしょうか。これは逆に食事量が増えてしまう原因です。
体重を少しでも落としたくても、空腹時は無理せず間食を摂りましょう。
一般的に1日に摂るべき間食の目安は200kcalです。ダイエット中はこのカロリー内で、栄養素を意識して食べ物を選ぶと良いです。
ダイエット中だからとお菓子を必ず我慢しないといけない理由はありません。食べる回数を減らしたり、食べる量を少量にするなどの工夫をしましょう。
夜21時以降はできるだけ何も食べない
夜21時以降はできるだけ食事を控えましょう。
食事の時間が遅いほど、食べたものが脂肪として蓄積されやすいです。
夜になると人の体内は「BMAL1」という物質が増加します。この物質には脂肪の分解を抑え、身体に蓄えようとする働きがあるため、夜間に食事をすると太りやすくなってしまいます。
体内時計のリセットが関係している為、夜型の生活をしている方や生活習慣が不規則な方は例外となりますですが、日中活動している方では「BMAL1」は夜22時から2時の間に多く分泌されます。夕食をなるべく早く済ませ余裕をもって夜21時以降は何も食べないようにしましょう。
夕食がどうしても遅くなるという方は、間食をしてなるべく夕食の量を減らすことがおすすめです。
間食を我慢して夕食をたくさん食べるより、早い時間に間食をして、夕食の量を減らしたほうがダイエットに効果的です。
カロリーや栄養バランスを管理して食事をコントロールしていきたい方は、下記のようなアプリを使うのがおすすめです。
「無理なく健康的に痩せたい」人がやるべきこと【運動編】
無理なく痩せたい人がするべきこと「運動編」を3つ紹介します。
- 1駅分歩いてみる
- なるべく階段を使う
- トレーニングを週1回以上行う
1駅分歩いてみる
普段移動手段として公共交通機関を利用している人が多いと思います。使用している人は1駅手前で降りて最寄り駅まで歩いてみることをおすすめします。
ジムに行ったり、自宅で筋トレをするのが難しくても、ウォーキングであれば日常生活に取り入れやすいです。
ウォーキングの消費カロリー計算
「運動量(メッツ時間)×体重×1.05」
メッツとは安静時の何倍のカロリーを消費したか示す指標で、安静時が1メッツだとすると、歩行は3.5メッツ程です。
1駅歩くのに慣れてきたら2駅分歩いてみたり、歩幅を広げ歩く速度を上げてみたり工夫すると、さらに消費カロリー量が増えます。
なるべく階段を使う
急いでいる時はエスカレーターやエレベーターに頼ってしまいがちですが、無理のない範囲で階段を使用するのもダイエットに効果的です。
・階段を上る:4.0メッツ
・階段を下る:3.5メッツ
日常生活でエスカレーターやエレベーターを使う回数を減らすだけでも消費カロリーは増やせます。
マンションやアパートに住んでいる人は少しでも階段を使ってみたり、そうでない人も積極的に階段を使う習慣を作ってみましょう。
トレーニングを週1回以上行う
筋トレは週に1回行うだけでも効果はあります。
週に1回以上という目標は、
- ハードルが低い
- 続けやすい
- 忙しい人でもできる
というメリットがあります。
最初から頑張ろうと無理なプランを立てても続きません。
続けるためにも、週に1回以上という目標から始めましょう。
健康的に痩せる方法でダイエットの成果は出るのか?
「こんな食事制限をせずに本当に痩せることができるの?」
このような疑問を持つ方も多くいらっしゃると思います。
今回紹介したダイエット方法で、痩せることは可能です。では、理由について詳しく解説していきます。
成果が出るまでには3ヶ月〜半年間
健康的に痩せるためには、3ヶ月〜半年間が必要になります。
「食事制限ダイエットと比べ、期間が長い」と感じる方も多くいらっしゃると思います。
確かにダイエット成功までの期間はかかりますが、過度な食事制限を行わないため、リバウンド対策をできるというメリットがあります。
食事制限ダイエットの場合、短期間で痩せることができても、ダイエット終了後に不健康な食事に戻ることで、体重が増加してしまうとともに、過食に陥り、更に太ってしまうリスクも高いです。
ダイエットを行い、太ることを繰り返してしまいます。なので、長期間かかってしまっても、痩せて美しい体を保つことのできる健康的に痩せるダイエット方法がおすすめです。
体重よりも体の変化が出やすい
健康的に痩せることができれば、体重の変化以上に体の変化を感じることができます。
なぜなら、トレーニングを行うことで「使えていない筋肉を使うことができ、姿勢が改善する」からです。
多くの方は、体の筋肉を正しく使うことができず、姿勢不良に陥ることで、
「ぽっこりお腹」
「二の腕の太さ」
「脚の太さ」
などに繋がっています。トレーニングを行うことで、筋肉量が増え、使えていない筋肉を鍛えることができれば、姿勢が改善され、体重以上に体の変化を感じることが可能です。
健康的に痩せる方法を継続する2つの秘訣
健康的に痩せるためには、3ヶ月〜半年間が必要とお伝えしました。しかし、継続できるか不安な方も多くいらっしゃると思います。
そんな方々に意識していただきたい2つのポイントを紹介します。
追い込みすぎない
「トレーニング」と「食事管理」どちらも追い込みすぎてしまうことで、継続することが難しくなります。
ダイエット未経験者の方が、いきなり「週5回のトレーニングを行う」と決めても体の疲労と使命感により、ストレスが溜まってしまいますよね。結果、継続できずに辞めてしまうリスクが非常に高いです。
なので、無理に追い込むのではなく、自分の継続できる範囲でゆっくりとトレーニングや食事管理を継続しましょう。
そうすることで、無理なく健康に痩せることができます。
体重計に乗りすぎない
体重計に乗りすぎてしまうことで、体重の変化に感情が左右され、モチベーションが低下してしまうことがあります。
体重が減っていれば嬉しいですが、頑張っているのに体重の変化が出なければ気持ちが下がってしまいますよね。
例えば、毎日体重を測った場合、前日の食事内容や水分量によって、体重に変化が出ます。なので、正確な数値でない場合があるにも関わらず、体重が増えてしまっていたら「頑張った成果が出ていない」このような感情になってしまいます。
結果、体重の変化が出ていればダイエットを継続することができますが、体重が増えてしまうことで、やる気が下がり、最終的に辞めてしまうこともあります。
なので、毎日体重計に乗るのではなく、週1回や2週間に1回などある程度期間を置いて、体重計に乗ることがおすすめです。
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・意志が弱いから、食事制限は続かない
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まとめ
「ダイエットしてもリバウンドしてしまう」という問題を抱えている人は多いです。
ポイントを押さえて工夫して食べると、間食しても、いっぱい食べても問題ありません。無理なく痩せるためのポイントも取り入れられる範囲で日常生活に取り入れてみてください。
せっかくダイエットをするなら、ダイエット後も美しい体型が維持できるようなダイエットをすることが大切です。
最後に紹介した遺伝子検査を利用して、効率よくダイエットをするのもおすすめです。遺伝子は一生変わらないと言われています。一度検査して自分に合ったダイエット法を知っておくことも1つの方法です。
CLOUD GYMトレーナー。調理師学校で学んだ栄養学を活かし、RIZAPでカウンセラーとして約4000名のカウンセリングを担当。女性らしい肉体美を競うベストボディジャパンに出場して、水戸大会では2年連続グランプリを受賞。2021年のベストボディジャパンフィットネスモデル部門ではTOP10入り。現在はフリーでパーソナルトレーニングや整体、食事指導を行う。